身を切る改革で、新しい政治の扉を開く

ここがヘンだよ、ニッポンの国会。#02

【ここがヘンだよ、ニッポンの国会。#02】
〜国会議員が居眠りするワケ〜

国会議員としての初仕事ともいえる
先の臨時国会。

会期は5日間。

8月1日(木)
8月2日(金)
8月3日(土)
8月4日(日)
8月5日(月)のはずでした。
でも、
実際は初日(会議時間は正味1時間5分)と
最終日(会議時間は正味5分)しか
参議院議場には行っていません。
だって…
金曜日も土曜日も日曜日も
お休みだったんですもの。
「会期は5日間とはいえ
実質3日間なのね。
きっと中日の金曜日が一番忙しいに違いない。」
そう思っていたので
中日の金曜日が休みだと知った時は
正直たまげました。
これ、民間では
「5日間」って言わないのでは?
「2日」って言うのでは?
だいたい、
その2日の会議だって
所要時間をトータルすれば
1時間10分で終わってしまう。
悠長な会議のために
たくさんの衛視※1の方々が働き
広い議場を快適にするクーラーも働いている。
地方選出議員の多くは
週末に一旦地元に帰っているので
永田町に戻ってくるための交通費もかかる。会議を効率化したら
時間も労力も税金も節約できるのに

きっと何十年も
このスタイルのまま変わらずにいるのでしょう。

 

 

 

そのことが不思議で
先輩議員にたずねると

「政治は数。議会で過半数が取れなければ
わかりきった無駄であっても変えられないんだ。」

とのこと。

与党の方々だって
この議会がナンセンスだって
さすがにわかってるんじゃないのーーー!?
と叫んでみたところで、

何も変わらない。

 

 

 

せいぜいヒヨコ議員の私ができることは

「ねぇ、これって無駄だよね?」

とSNSで問いかけることぐらいです。

 

 

そして、
そんな臨時国会でもうひとつ、
自ずとわかったことがあります。

 


 

国会議員が居眠りする理由。

答えは、


ヒマだから。

 

今回も
参議院議長と
参議院副議長を決めるのに
1時間かかっていますが、

候補者はそれぞれ一人。
新米議員の私にだってなんとなく
その候補者の方々が就任するだろうことは
察しがつきます。

結果がわかりきったことを
タラタラ時間かけてやるんだから

そりゃヒマだ。

 

聞けば、
国会議員が担当する各委員会の会議も
そんなものだそう。

 

ある会議でのシナリオを書くための予備審議があり

その前にも、

与党で予備審議のための予備審議があり
野党でも予備審議のための予備審議があるのだとか。

よって、
本会議というのは、

そこに至るまでの過程で
完璧に決められたシナリオを

筋書き通り読み進めていく作業
ということになります。

 

 

まるで演劇やん。

 

 

当然、国会という場は
国民の生活を左右する法案を扱う場なので

慎重に慎重を重ねるべきところも
たくさんあると思うのですが、

わかりきったシナリオをたどることが
「慎重な議論」であるワケじゃない。

形骸化した議会に参加している不毛さが
議員に眠気をもよおさせ
議員に携帯をいじらせているのかも
しれないのです。
 
以前は国会中継を
「あのセンセイ、気持ちよさそうに寝てるなぁ」
「このセンセイ、睡魔と格闘してるなぁ」
と面白く見ていた私ですが、
これはピンチです。
どうしたって眠くなりそう!

 

某議員さんが

「僕はとうとう、目を開けたまま眠るという
特殊技能を身につけたんだ。」

とおっしゃっていましたが、

なるほど、
そんな魚類のようなことも
できるようになるのかと
感心したり…(笑)

そんな開眼睡眠のスキルも
あるにこしたことはないですが、

できることなら
眠気も覚める
中身のある議論であるのが理想です。

 

とにかく。

今回のような
選挙後の臨時国会は
入学式・始業式に似たものですから
 
1日で結構。

それが私の結論です。

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お母さん目線の政治が必要です

かねてより政府主導で「女性活躍時代」が推進されているとはいえ、残念ながら女性の悩みに本当に寄り添っているとは思えません。 子どもたちを笑顔にするためには、お母さんたちが幸せになる社会を作らなければいけない。 子どもたちを育てることは、未来の日本を育てていくことと同じです。今こそお母さん目線の政治が必要だと考え、私は出馬を決めました。 政治家としてはまだまだ未熟な私ですが、公認してもらえた日本維新の会とともに、子育て支援や教育、女性活躍に関する改革の実現のため、邁進していきます。

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