松井一郎代表、再任。
本日、日本維新の会臨時党大会が行われ
特別党員による投票の結果
代表選挙を「実施しない」と決しました。
代表戦を行わない 319票(委任状48票含)
代表戦を行う 151票
棄権 4票
私は以前から表明しておりましたように「代表戦を実施する」に一票を投じましたが、ダブルスコアで代表戦を行わないという結果となりましたので、気持ちを整えつつ、松井一郎代表のもと引き続き国家国民のため全身全霊で職務を全うすることを心中に誓いました。
代表戦実施を希望する者は「反対票」のハテナ
さて。結果は結果として、今回の投票にて”おや?”と思うことがございました。
「これは、代表戦をやりたい人たちが松井さんに不信任をつきつけているみたいやな」
という仕組みです。
私はてっきり
代表戦の実施可否を投票するにあたり
代表戦実施に賛成の方は「賛成」ボタンを
代表戦実施に反対の方は「反対」ボタンを
押すよう指示があるものと思っておりましたが、
訳あって
代表戦実施に反対の方は「賛成」ボタンを
代表戦実施に賛成の方は「反対」ボタンを
押すシステムになっていたのですね。
ちょっとややこしいですよね。
私も、それ以外の特別党員も少なからず戸惑っていたようです。
なぜそんなややこしいことになったかというと…
党規約第7条第3項が関係してきます。
規約にはなんと書いてあるか。
↓
「(代表戦の趣旨は)大規模選挙の結果による国民の意思表示を代表の就退任に反映させようとするものである」
なので。
代表選挙を行わない=今回の選挙における躍進は松井代表のおかげであり、もっと松井さんに頑張ってほしいという民意を再任につなげよう=現代表の再任に賛成=賛成ボタンを押しましょう。
代表選挙を行う=今回の選挙で松井さんに辞めてほしいという民意を退任につなげよう=現代表の再任に反対=反対ボタンを押しましょう。
ということになりますね。
な
る
ほ
ど。
投票前に総務会長から党規約の説明を受け
「なお、代表選挙を行わないとなりますと、現代表の再任となりますことを補足いたします」
という念押しを聞いたときは、最初から代表戦実施に票を投ずると決めていた私でも、一瞬ゆらぎました。
そっか。
この反対ボタンって松井代表にNOを突きつけることなんだよね。
代表は「代表戦をやるべきだ」って言ってたけど、規約上、この反対ボタンは実質の不信任。
そもそも「代表戦をやるべきだ」とおっしゃるなら代表は自らが職を辞するべきだったのかな。
でも代表はきっと、自分が無責任に放り出すという形じゃなくて、投票により「私たちは新しい維新を作ります」って後進たちに未来を選んでほしかったんじゃないかな。
っていうか、投票の前に何の議論もないけど、それでいいのかな。
賛成・反対の討論とか、いらないのか。いらないのか?
そんな疑問や戸惑いを頭の電光掲示板に走らせながら、胸いっぱいの罪悪感とともに「反対」のボタンを押しました。
とある「反対票」の真意
でも私のこの「反対」ボタンは決して松井代表への不信任ではありません。
11月11日のTwitter。
維新を応援してくださっている方からの
代表戦の是非を問うご質問に
私はこう答えました。
『本来であれば議席を伸ばした後の選挙ですので松井代表に続投していただくのが定石ですが、代表ご自身は代表選をやるべきとおっしゃっており、その上で自分は出馬しないと宣言しておられます。
私は松井代表が〝代表として果すべき役割を終えた〟とお感じになっていると受け止めており、党の立ち上げから今まで担ってこられた重責の引き際について尊重したいと思っています。
代表選は当然、一般党員の皆様にもご参加いただくフルスペックで実施すべきです。
本音を言えば、私は吉村洋文大阪維新の会代表に日本維新の会代表も兼務していただくことを望んでおりましたが、吉村さんもまた松井代表と同じく不出馬を宣言されました。ならば、吉村世代と呼ばれる若手議員を中心として〝我こそは!〟とやる気に満ちた多様な候補が討論会等で議論を交わしながら党の未来・日本の将来像を語ることで、日本維新の会の理念や可能性について広く国民の皆様に訴えかけるチャンスになればと期待します。
議席を4倍近くまで伸ばし、今回やっと、近畿だけでなく全国の皆様に日本維新の会のことを認知していただく機会となりました。来年の参院選でも議席を伸ばす決意ではありますが、今回ほどに注目していただける確証はありません。せっかくのタイミングを逃すことなく、代表選においてもご注目を継続していただけるよう工夫を凝らしながら、時近くして行われる他党代表選との違いについても比較していただければと考えます。
代表の勇退による選挙というのも新しさと明るさを感じますし、新人候補横一線というのも出来レース感がなく、フェアでチャレンジング。〝あらゆる人が臆せずチャレンジできる日本〟を目指す我が党らしさを存分に発揮する代表選が、日本維新の会の新時代の幕開けとなることを望みます。』
私などには想像も及ばない苦楽を積み重ねられながらここまで走って来られた代表には感謝しかないのです。
瀕死の大阪を立て直すため、改革に次ぐ改革で中には荒療治だってあったでしょう。
多くの方々の恨みだって買ってきたでしょう。
そして、政治家としてのゴールが見えてきて、最後の花道は市長としての仕事に重点を置きながら後方から若い人たちのサポートをし、政治家人生をソフトランディングさせたかったのではないか。
松井代表に育まれた私達が
大将のためにできることは
”誰が代表になったとしても松井さんから見れば頼りないかもしれないけれど、どうか任せてください。市長退任までサポートしていただけたら、きっと見事に巣立っていきます。選挙だって松井さんナシで勝ってみせます。”
とやせ我慢しながらも、維新スピリッツ=改革とチャレンジの精神を見せることだったのではないか。
前だけを向いて
「以上となりましたので、代表選挙は行わないこととなりました。したがいまして、松井代表の再任が決定いたしました。」この言葉が議長から述べられた時の松井代表の表情を、私は忘れることはできません。
「おや?」と思えども、党規約は厳正なルールであり、その規約本来の意味を考えれば今回の結果は当然のものと言えるでしょう。
特別党員が民意を反映させたこの結果を
私もしっかりとリマインドしながら
松井代表直々に新しく指名された
馬場共同代表をリーダーとし、
仲間の増えた賑やかな日本維新のメンバーで
議会にて大暴れすること。
そして
近い将来、
代表戦が行われるその日には
松井代表の満面の笑みが見られるよう
また
「この人はね、時々無茶をする。それがいいんですねぇ。我が党もこれからはこういう女性に頑張ってもらわにゃならんのです」
と大切な支援者さんたちの前でご紹介くださった
片山虎之助前共同代表のご恩に報いることができるよう
私自身が”我こそは!”の心意気で
政策力と人間力を高めてまいります。
今回の代表戦不実施により、賛否両論をいただくかと存じますが、おひとりおひとりのご意見を噛み締めながら今後に活かして参りますので、どうぞ今後とも日本維新の会を宜しくお願い申し上げます。
長文お読みくださり、ありがとうございました!