身を切る改革で、新しい政治の扉を開く

総裁選挙と衆議院議員選挙、違うので。

The自民な帰着?岸田新総裁誕生。

 

昨日、自民党の新しい顔”新総裁”が誕生しました。
岸田文雄氏、河野太郎氏、高市早苗氏、野田聖子氏の4名が連日メディアを賑わせながら舌戦を繰り広げ、結果、岸田文雄新総裁が誕生しました。

今は総裁選などで盛り上がっている場合ではない!という声も聞こえておりましたが、どれだけ野党4党が選挙協力しようとも、政策を見る限りそう簡単に政権交代ができるとも思えません。もちろん、我が日本維新の会も次なる衆院選では野党第一党を目指す足がかりを作るための試金石であると捉えており、この秋どれだけ善戦したとしても簡単に野党第一党を奪取できるとは思っておりません。であるなら、現在のままの自公政権が続くのであり、一国の方向性が決まる総裁選挙は当然注目すべきもの。(本当に世の中で盛り上がっていたかどうかはリアルママ友たちに聞いてみたいと思っていますが)ネット界隈もそれなりの盛り上がりを見せ、本来選挙とはこうあるべきという熱を感じ、崖っぷちから自民党の底力を見せつけられたようでした。

 

 

破れそうで破れない卵殻膜のように。

今回は菅総理が実質の後継氏名を行わず総裁選不出馬をお決めになったこと、派閥が異例の応援候補一本化見送りをしたこと、党員党友表を含めたフルスペック選挙となったことで、これまでになく(…といっても私はもともと数年前まで政治オンチの無党派層だったため総裁選の記憶などほぼ朧なのですが)フラットな総裁選だったのだろうと思います。4候補のうち2名は女性、しかも全く政策の方向性が違う女性が出馬されたことで、対外的には単に女性だからというのではなく「どんな政策で勝負するか」という中身の選挙になり、(実際の票の動きは人と人との泥臭さが大きく作用するものの)これだけ見ごたえのあるトップ選びができる最大会派・自民党はさすがと言わねばなりません。

私はそれぞれの候補の公約に魅力も不安も感じながら各氏の主張をお聞きしていましたがザクっと言えば、高市氏の国家観と安全保障、河野氏の経済対策、野田氏の子ども政策の点に共感を覚え、逆に高市氏には子ども・多様性政策、河野氏には国家観、野田氏には安全保障の点で自分とは違うのだろうと思う点がありました。と同時に、河野氏、高市氏、野田氏はいずれも個性が際立つ候補であり、どなたが総裁になったとしても、吉と出るか凶と出るかはさておき自民党の殻をバリッと破るなんらかの変革が起きるだろうとワクワクはさせていただいたのです。

ただ、そんな3氏と対象的に岸田氏は良い意味でも反対の意味でも違和感を感じないかわりに印象に残らない候補であり、その分一番党内で敵を作らないのも岸田さんなのかもしれず、極端が馴染まないニッポンの選択肢として極めて無難でもある、とりわけ極端を嫌う永田町の傾向から結局岸田さんに落ち着くのだろうという予測もしていました。その場合は、バリッと殻を破ったつもりでも卵殻膜(ゆでたまご剥いた時に白身についてくる薄い膜)が突き破れていなかった、そんな政治になるのかも、とも。

永田町にやってきてから”強い政治家になる条件”として本当によく聞くのが「仲間を作ること」「敵を作らないこと」「期数を重ねること」。そのセオリーからすると、岸田新総裁の誕生は納得の結果。岸田さんの最初のハードルはそのセオリーを度外視し、敵を作っても必要な党内改革人事を行えるか。ここから早速、新しい自民党になるかやっぱり自民党になるのかが明らかになってくるのでしょうね。

 

衆院選もなんとなく自民で…いいわけがない理由。

コロナの第5波が一旦落ち着きを見せたからこそ、菅総理の最後の会見にもさほどのバッシングもなく、総裁選の盛り上がりもあって「なんとなく自民で期待できるかも」な雰囲気も醸成されそうな気配ですが、有権者の皆様にはちょっと冷静に立ち止まって思い出していただきたい。

コロナ後の経済対策としてお肉券やお魚券の話が出ていたことを。
ごりごりの利権やバックについてる団体がこれほど露骨に姿を現した衝撃、私は忘れません。

また、私は河井あんりさんと同期当選です。

忘れもしない国会初登院の8月1日。
議事堂内でお互いひとりぼっちのお昼ごはんを食べていた私たち。

”参議院選挙で当選した議員たちが初登院です”というニュースが流れ、となりでカレーを食べている女性がテレビ画面の中、はじける笑顔で意気込みを語っていた。
食後に「数少ない女性議員ですしよろしくおねがいしますね」と名刺交換しながら、”そっか。自分の選挙で必死だったけど、この広島の女性、ベテラン議員を破って勝ち上がったんだよね…。自民党のいろんな力学があるんだろうけど…すごいなぁ…”と見つめた彼女は今、議場にはいません。

彼女の選挙をめぐる1億5千万円問題と票の買収事件。

先程、卵殻膜を破るのなんのという話をしましたが、私は卵の硬い卵殻を破ろうが、内側の卵殻膜を破ろうが、結局卵パック…というより卵ネット(あのミカンネットみたいな網はなんと呼ぶのでしょう…)に入っているのが自民党だと思っていまして、お金の問題やら、族議員の問題やら、張り巡らされた長年の網からは開放される日は来ないと思っています。優秀でやる気のある若手議員は沢山いるのに、票と金と権力で抗えないのが自民党。雑巾がけをしているうちに若さや柔軟な発想など大事なものを失いかねない鉄壁の年功序列システム。清濁合わせのんだ後の後遺症で後に政治生命を絶たれることも。

 

奥様やご家族を大切にされているのは、とっても好印象な岸田さん。
「私たちは、生まれ変わった自民党をしっかりと国民の皆さんに示し、支持を訴えていかなければなりません」
と仰っているけれど、本当にそんなに簡単に自民党って変えらるのでしょうか。

 

衆議院選挙は総裁選挙とはぜんぜん違うものなのです。

みなさまには政党と政党のプランとビジョンとスタンスも頭に入れていただき、投票をお願い致します。

返報性の法則からの脱却。

今、私は地元・大阪で衆院選のために日々活動している仲間の応援に入っています。


私が仲間の応援の際によく口にするのがベルギーチョコレート。
食べるんじゃなくて、演説の内容です。

「みなさんもベルギーチョコレートもらったら嬉しいですよね。お返しにきんつばでもプレゼントしよかな〜って思う。親切にしてもらったら親切を返したいのが人の情。返報性の法則です。でもそれ、政治でやっちゃアカンやろと。特定の団体や業界、企業からお金や票で支援してもらうと、そっち向いた政治やらなきゃいけなくなる。だから私たちは企業・団体からの政治献金を1円も受け取りません。」

医療界からも経済界からも教育界からもその他のどの業界からもまとまったお金や票をもらっていないから、改革が必要なところにメスが入れられる。

この条件をクリアしなければ真の意味での規制改革も行財政改革もできませんから、時間がかかっても私たちは少しづつ支持を広げていただけるよう訴え続けるのみです。

ありがたいことに日本維新の会の本拠地・大阪では皆さんとても反応があたたかい。
特に大阪市内は維新の会が政権を握ってから、治安の悪かったエリアをきれいにし、民間の力を活用して地下鉄を民営化、トイレも美しくなって利用しやすくなった。私立を含めた高校の授業料無償化(所得制限あり)や中学生以上にひとりあたり毎月1万円の塾代クーポン(所得制限あり、習い事にも利用可能)、学校給食の無料化(所得制限なし)を実施しているので子育て世代にもかなり評価していただいています。

家庭の経済状況によらず大学まで授業料無償にし、それを揺るぎない国民の権利として憲法に明記しようよと訴えているのも私たちだけです。

澄んだ目の子ども、冷たい目の大人。

街宣車に乗ると、よく分かるんですけどね。
高校生ぐらいまでの子どもたちは本当によく手を振り返してくれます。こちらが嬉しそうに「ありがとう!!」って反応するのを面白がっているオチョケさんもいれば、はにかんで頭をペコリとする子、無邪気にいつまでも手を振りながら走って追いかけてくれる低学年さん。
公園の前を通ればだだだーって駆け寄ってきて、かわいい応援団が声援を送ってくれます。

「ありがとうね。みんなは大阪のたからものやで!」

と言いながら通り過ぎるのですが、彼らが5年後も15年後も30年後も手を振ってくれるような政治を行っていかなければならないなと、責任を感じます。

この前は江坂で若い人たちが演説を聞いてくれました。

四條畷の選挙で初めて会いに来てくれた中学生の男の子が、高校に進学して奈良市議選の時にお友だちと一緒に会いに来てくれました。そして江坂には奈良の彼と、もうひとりの新しい友だちを連れてきてくれたのです。
彼らは私たちを茶化すことなく友人同士つつき合うこともなく真剣に話に耳を傾けてくれている。演説が終わると爽やかな笑顔で拍手ししてくれる。彼らのために早く、一人前の政治家になりたいなと強く思う。

男の子たちと電信柱を挟んでとなりには16歳の女の子がずっと佇んで耳を傾けてくれていて、思わずマイクを通して

「ずっと聴いてくれてるのが嬉しいから、ちょっと質問していいかな。政治に興味を持ってくれてるんはお父さんやお母さんと政治の話をよくしてるからなんかな?」

と尋ねると、コクコクコクと3回と笑顔で頷いてくれました。
彼女の目も綺麗に澄んでいて、まだ選挙権を持たないこの女の子を絶対失望させたくないと思う。

他に、私が当選した参院選の際にお母さんと一緒に演説を聞きに来てくれた中学生の男の子も今は高校生になっていて、いつもTwitterで励ましてくれたり演説の日程を尋ねてくれたりする。

街頭演説を聞いてくれる若い子に聞くと、ほぼほぼお父さんやお母さんの影響です。若いのに、“社会保障”やら“富の再分配”やら“縦割り行政”という言葉が通じている彼ら。若いころ真逆の学生生活を送っていた自分にとっては驚きでしかありません…
自分の街や国の未来に興味関心を持ち、主体的に政治に関わりなさいと伝えてくれるお母さん・お父さんに頭が下がります。

一方、政治家がビラを渡すと目の色ひとつ変えずスーっと通りすぎる方もいらっしゃいます。こちら側が「アレ?私は透明人間かな?」と錯覚するほどに(笑)
しかし私は、そんな大人たちの気持ちがとてもよく分かる!!何を隠そう私もその昔は、政治のビラは怪しい物販の誘いとさほど変わらないぐらいの感覚でいたので。

みなさんは、街で政治家に出会ったらどんな反応をなさっていますか?そして、お子さんと政治にまつわるどんな話をなさっていますか?

税金はお金持ちがたくさん払ってる…んちゃうんかい??

年収が多いヒトってもちろん低い人に比べて税金をたくさん払ってるんデショ??
と当然、思うじゃないですか。

実は…

もっとも税率が高いのは年収5000万円〜1億円の小金持ちさんだそうで、年収数十億、数百億の大金持ちさんは小金持ちさんに比べて税率が低くなっています(衝撃!)


↑こちらの方の表がとてもわかりやすいです(そして、社会保険料も大問題だとわかる!)。
これは”日本の“累進課税”という日本の税のシステムの穴といいましょうか。“逆累進性”と呼ばれています。

大富豪が小金持ちより税率低くなるなんてずるーい!!

という声が聞こえてきそうですよね。だから私たちの党では若干40歳のブレイン・藤田文武衆議院議員が中心となってこの逆累進性を是正し、よりフェアな所得税とするため“フラットタックス”の導入を考えています。

するともちろん、国の税収が増える。

…と、このフラットタックスは一例なのですが、所得税以外にも国税には法人税も相続税も消費税も贈与税も酒税もたばこ税も自動車重量もあるし、複雑なシステムになっているんですよね。
つい、“増税・減税”と聞くと「消費税のハナシ」ばかりになりがちだけど、様々な税を見直すだけでも財源が生まれてきます。

そんな税の改革とあわせて“社会保障”の改革も必要。

例えば年金。
「どうせ私たち、満足にゃもらえないんデショ?」と薄々感じていませんか。あなたのまわりにもきっといらっしゃるんじゃないでしょうか…どうせもらえないから払ってない、という方。そういう方は将来当然、無年金、あるいは低年金となり、よほど自分で貯蓄して置かなければ老後は厳しい現実が待っていますよね。
そして少子高齢化の流れを考えれば子どもたちに重い負担がかかる年金制度を大幅に見直して、新しいシステムを作ったほうがいいに決まっている!

ということで『ベーシックインカム』の導入を検討しています。

ベーシック=基本的にお金をインカム=収入にする、ということで。
私たちが考えているのは生まれたばっかりの赤ちゃんから棺桶に入るまで、毎月、日本国民お一人様につき、一律6〜7万円をお配りしましょう!という構想です。

毎月?
家族全員?
一人あたり6〜7万円?
ほんまにそんなん可能なの!?
どっからそのお金でてくるの!?
でも、年金システムなくなるって不安じゃない!?
定年以降は6〜7万じゃ一人暮らしの高齢者は生きていけなくない!?
そんなウマい話の裏になんかヤバいところ削ってない!?

そのあたりの質問にはまたお答えしていこうと思いますので、その時はまた、聞いてくださいね。

もし、いますぐ知りたい!という方はこちらの藤田文武議員のブログを読んでみてください。
政治や経済に免疫のあまりない方にはめっちゃ難しいけど(未だに←笑)自分たちの将来について考えていただくきっかけにしていただけると思います。このシュッとした代議士の写真をクリックすると飛んでいきます。

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お母さん目線の政治が必要です

かねてより政府主導で「女性活躍時代」が推進されているとはいえ、残念ながら女性の悩みに本当に寄り添っているとは思えません。 子どもたちを笑顔にするためには、お母さんたちが幸せになる社会を作らなければいけない。 子どもたちを育てることは、未来の日本を育てていくことと同じです。今こそお母さん目線の政治が必要だと考え、私は出馬を決めました。 政治家としてはまだまだ未熟な私ですが、公認してもらえた日本維新の会とともに、子育て支援や教育、女性活躍に関する改革の実現のため、邁進していきます。

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